こんにちはズボラ夫ですhttps://twitter.com/T2Nuy
日々投資節約コスパ情報発信中です
今日は、資産形成をする上で決別したMMO RPGゲームへの課金について書いていこうと思います。
そもそもMMO RPG とは?
Massively Multiplayer Online Role-Playing Game(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲーム)の略称であり、インターネットのオンライン環境で大人数のプレイヤーが同時に参加できるゲームを指します。
ゲームの中で自分のキャラクターを動かし、チャットをしたり、敵のチームと戦ったりなどできます。
とは言え、今回オンラインゲームに別れを告げたのは私ではなく、ズボラ妻の方でした。
彼女はなんと、約半年間で30万円以上を一つのゲームにぶち込み、ひたすらガチャを回したり、防具を購入したりしていたのです。
しかも、キャリア払いにしていたため、支払いは全て私(ズボラ夫)…
一月に8万円の請求が来たときは目を疑いました…
訳わからんぐらい楽しかった。今は後悔している
もともと、妻はゲームを好んでするタイプではなく、昔からやっていたのはポケモンシリーズだけで、プレイステーション4のコントローラーを見て、「ボタン多くない??」と言うほどのゲームオンチでした。
そんな彼女が、駅の垂れ幕を見てふと始めたのが、「魔剣伝説」という縦持ち放置チャットMMO RPG。
魔剣伝説については、TwitterやYouTubeなどで鬱陶しい(うざい)くらい広告が流れていた時期もありましたから、ご存知の方もいるかも知れませんね。
縦持ち放置チャットMMORPGなんて、情報過多な紹介だとは思いますが、簡単にいうと、「片手で操作可能、オートバトル機能あり、放置中も経験値が稼げるので勝手に強くなる、チャットもできる」ということです。
つまり…
私みたいな初心者ドシロートでも、戦闘力さえ上げたらオートバトル機能でボスにもプレイヤーにも無双できる!!楽しいいい!!!
…と、いう事でした。そして、先述したとおり、彼女はこのゲームにどっぷり浸かっていくこととなります。
課金のきっかけはたった120円
きっかけは、120円の最安課金でした。
初めての課金には、沢山のボーナス特典が付いていたことから、
たった120円!?それだけでこれだけの装備がもらえるならすごくお得!それなら、夫も納得するだろうし、ちょっとだけなら…
と、気軽に手を出してしまったのが最後でした。
ボタンをタップして、指紋認証をするだけですぐに課金が完了してしまう手軽さ…彼女は、どっぷりと課金の沼にハマっていくことになります。
妻が沼にハマっていった理由…それは、
・ゲームをしながら仲間とチャットができる新鮮さ・数値で実感できる戦闘力の上昇・強くなる事で仲間達の助けとなる実感が湧く・デイリー課金報酬という悪魔のシステム
でした。
ゲームをしながら仲間とチャットができる新鮮さ
この点においては、オンラインゲームのオンラインである最大のメリットかも知れません。社会人となり、定期的に連絡をとる友人も少なくなっていったお年頃…。
ログインをすると、同じゲームを楽しむ仲間達と、リアルタイムで話ができる環境というのは、これまでポケモンしかやってこなかった妻に衝撃をもたらしたようでした。
むしろ、チャット機能などなければ彼女が課金に手を染めることはなかったでしょう…
数値で実感できる戦闘力の上昇
魔剣伝説に限った話ではないのかも知れませんが、RPGゲームにはレベルのほかに戦闘力の表示などもされます。
これについては、味方のみならず、他のプレイヤーの数値も見えるようになっているものもあります。
強い防具を揃えたら揃えただけ、強い魔獣を揃えたら揃えただけ、戦闘力がグングン上がっていくうちに、「この人には負けたくない!もっと強くなりたい!」と思うようになったのだとか。
因みに、魔剣伝説は早い段階で戦闘力が1億を超え、廃課金者については見たことがないような桁のプレイヤーもいるようです。「戦闘力のインフレーションが起きている」というのが、妻の魔剣伝説に対する感想でした。
強くなる事で仲間達の助けとなる実感が湧く
魔剣伝説は、サーバー同士のバトルやボスの取り合いがあったりします。
先述したように、チャット環境のある状態でプレイを進めていくうちに、同じサーバーの殆どのプレイヤーと知り合いになっていきます。
そんな人たちと力を合わせて戦う、というのは最高に燃えるらしいです。
自分が強くなる事でその人たちの力になれる、ということが、彼女の課金ペースを早めたことは言うまでもありません。
デイリー課金報酬という悪魔のシステム
これですよ。これ。デイリー課金報酬や、連続課金報酬です。諸悪の根源ですね。
魔剣伝説では、一度に大きな金額を投入しても、あまり旨味はありません。
むしろ、数百円の課金を継続した方が、デイリー課金報酬や連続課金報酬などが貰えるので、お得だったりします。
しかし、たかが数百円とは言え、毎日続けると一月で数万円になることは言うまでもありません。
その上、毎週訪れるイベントのたびに、課金をしていたのだから、そりゃピーク時に8万円、約半年のプレイ期間で30万円を超える課金額になったのも頷けます。
まあ、私は毎日1200円の課金をしてたんですけどね…
恐ろしいことです。
しかも、課金をしているときの妻はよく、
えー、でも他の人は1日2000円は課金してるよ?うちなんて可愛いもんだよ
と、言っていました。
課金者ばかりの環境で、金銭感覚がおかしくなっていくのかも知れませんね…
課金生活の終わり
そんな妻の課金生活ですが、とうとう終わりを告げます。それはなぜなのか。
ズバリ
上には上がいる。限界を知った。
からなのだそうです。
無課金、微課金者は廃課金者にとっての格好の獲物
さて、スマホゲームというものは、基本的に無料でも遊べるものが殆どです。
しかし、配信元の会社が運営を続けていくには、課金をしてくれるユーザーが必須です。
そのため、たくさんお金を落としてくれるユーザーに気持ちよく倒されてくれる無課金者や微課金者の存在がとても大事になってきます。
ゲーム配信当初は、双方の戦力差はあまりないように感じ、無課金者でも楽しく遊べていました。
しかし、ゲームが進むにつれて、廃課金ユーザーと無課金ユーザーの差は圧倒的なものとなり、無課金者達が少しずつ脱落(引退)をしていきます。
そうなったら次は、微課金者が廃課金者達に食われる番です。
そうして、無課金者が消え、微課金者が消え、最終的にはサーバー同士が統合し、課金者と課金者の食い合いとなったのです。
いやだって、廃課金者の中には社長さんとかザラにいるし、ひどい時には某国の財閥の令嬢とかいるんだよ。庶民がちょっとお金出してどうこうなるもんじゃないの
よ。
そりゃそうだ、勝てないならもうやめたらいいじゃん
因みに私、微課金者ですらない。微々課金者って呼ばれてたわ
恐ろしい世界だ…
そうして、圧倒的な財力の違いに叩き潰された妻はある日を境にあっさりとゲームから引退をし、日常に戻って来ました。
今では、当時の散財を取り戻すかのように資産形成に明け暮れています。
でもたまにあの頃に戻りたくなっちゃう。
それに資金投入するぐらいだったら高配当株を買ってください
ゲーム課金により得たもの、失ったもの
課金により、妻が失ったものは他でもない、お金です。
30万円ともなると、先日私が記事にしたコメダコーヒーの株やドラム式洗濯機を買ってもお釣りが出るくらいの大金です。
旅行に行こうと思うと、海外にも行けてしまうくらいです。
妻の場合、当時の生活の軸がゲームになってしまっていたため、
当時プレイしていた莫大な時間
も失ってしまっています。
これについては、その人の考え方次第だとは思いますが、妻の場合は引退後あらゆるアイテムを残留するメンバーに配ってしまっていることから、時間とお金を消費しているのは間違いないです。
反対に、妻が得たものは、
ゲームに大金を課金したという経験です。
おそらく、彼女は今後もうゲームに課金をすることはないでしょう。
ある意味、今後の資産形成に向けて心の準備ができたという点においてはいい経験になったのかも知れません。
なんだかんだ課金生活は楽しかったなぁ
ゲーム課金と資産形成は両立できるのか
これは言うまでもありませんね。
ゲーム課金と資産形成は両立できません
それこそ、そのプロゲーマーになるか、ゲームを使って何かしらの商売をしない限りは、これらを両立することはできないでしょう。
ゲーム課金をしながらでもお金が貯まる人は、そもそも収入が一般人以上にある人です。
庶民が上位数%の裕福層と札束で殴り合いをしたところで勝ち目はありませんので、資産形成を目標としているのであれば、課金は控えた方がいいという結論に我が家は至りました
課金は悪ではない
ここまで書いておいて今更だとは思いますが、そもそも課金自体は悪だとは考えていません。
趣味として自身の資産の範囲内でゲームを楽しむのはもちろん素敵なことですし、結果として経済を回すことに繋がります。
ただ、資産形成、コスパ、節約を追求する我が家にとっては課金生活は目的に合致していない、という結論に至ったわけです
今回の話を参考にして、皆様もどうか御自身のお財布と相談しながら課金を楽しんでいただければと思います。
日々の出来事ランキング