【実績公開】オルカンとSP500、どっちも保有しがちな理由(平均リターン徹底比較)

投資

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みなさんは

オルカンeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー))

SP500(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))

どちらも保有していないでしょうか?

ついついどちらがいいのか決めきれずにどっち買っています!という方もいるのではないでしょうか。

ズボラ夫
ズボラ夫

かくいう私もどちらも買ってしまっています。

この記事では2年目個人投資家がオルカンとSP500どちらも保有している理由について説明します。

また、期間別の平均リターンを比較した表を作成したので

新NISAではオルカンとS&P500どっちにしようか悩んでるんだよね。まだ決めきれなくて。

と考えている方も参考になると思います。

この記事が投資信託の購入を検討している方のヒントになればと思います。

オルカン VS S&P500に決着がついていないことについては両学長が解説済です。

引用:リベラルアーツ大学

マネーリテラシーを上げるには、まず両学長のお金の大学を読んでおくことをおすすめします。

私はオルカンの積み立てに関しては、マネックス証券を17ヶ月間使い続けてきました。

理由はマネックス証券のクレジット積立が非常に優れていると感じたからです。

利用者目線でどんなメリットがあるのかこちらの記事にまとめていますので最新記事もご覧ください。

私はマネックス証券のほか、楽天証券、SBI証券を使っており、用途ごとに分けて使っています。

証券口座を一つ持っている方でも、複数の証券口座を持つことで、それぞれの長所を活かすことができますので、参考にしてみてください。

また、この記事を見ている方の中には

オルカンとS&P500、どっちにしたらいいのか決めきれない!

と悩んでいる方もいるかもしれません。

その答えは後ほど詳しく説明しますが、結論をまずお伝えしておくと、

どっちがいいのかというのは未来を予想するのと同じで誰にも予想できない

というのが答えになってしまいます。

しかし、あなたが今後どのような未来が来ると考えるかによって決める、というのをおすすめします。

自分がどう考えているのか判断するためのチェックリストを作成したので、どうしても決めきれないという方は後ほど掲載しているリストを基に、自分に合ったほうを選んでいくと良いでしょう。

どっちも保有しがちな理由

ここではなぜS&P500とオルカンをどっちも保有しがちなのかサラリーマン節約投資家が購入者目線で考察していきます。

夫婦でS&P500とオルカンの最強二刀流にしがち

どっちも保有しがちな理由は

オルカンとS&P、決められないから二人でどっちも買えばいっか!

という考えに至りやすいことが一つとしてあるのではないでしょうか。

我が家も議論に上がりましたが、米国の上昇トレンド時期だったので、2人ともS&P500にすることにしましたが、どっちか決めきれないという方は

1人はS&P500、もう一人はオルカンという二刀流も可能になります。

配偶者の理解は資産形成にかなり有利になります!

我が家は夫婦でつみたてNISAを満額積み立てています。

夫婦だと2人分節税できるので、最大限に節税効果を高めるためには再現性があって有効な方法だと日々感じています。

あなたが証券口座を開設し、投資を始めたのなら次にすべきなのは

投資に興味のない妻(夫)を説得して2人分つみたてNISAをやる

です。

将来の資産形成が大きく変わってくること間違いありません。

節税できる制度はどんどん使っていこう!

積立の金額ですが2人合わせると毎月33,333×2=66,666円になり、節税効果は抜群です。

節約投資を続けると、積立金額に余裕が出てくる

節約や積立を続け、仕事でも年数を重ねていくと

つみたてNISAの枠(年間40万円)が少ない

という状態になる方も多いかもしれません。

少し家計に余裕が出てきた家計だと

まだ積み立ていけるかも。投資信託増やそうかな。

と考える方もいると思います。

つみたてNISAの他に投資信託を購入するのならNISA口座ではなく、普通の証券口座に積み立てられていきます(当然課税されます)。

この段階でもオルカン、S&P500、どちらの投資信託を購入するのかの選択を再度迫られることになります。

このタイミングで

つみたてNISAはS&P500だから、次の積立はオルカンにしよう!

という方が多いのではないかと思います。

ズボラ夫
ズボラ夫

私はつみたてNISA以外の普通口座ではオルカンを積み立てることにしました

オルカンの国別配分比率&組入名柄

オルカンの国別配分比率は以下のグラフが参考になると思います。2023年4月28日現在では

下のグラフの比率となっています。

引用元:岡三オンライン
引用元:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)投資信託説明書(2023.9.8)

組入銘柄はこちらの表の通りです。

引用元:岡三オンライン

オールカントリーとはいえ、米国は5~6割だし上位10名柄は全て米国株なんだね。

オルカンにデメリットはないの?

最近投資家の中には

オルカンだけでいいんじゃないの?

と考える方も一定数いるように感じます。

オルカンを17ヶ月間積み立ててきた私なりに、オルカン一本に投資先を絞るデメリットについても解説していますので興味があればご覧ください。

eMAXIS Slim(S&P500)の組入銘柄

S&P500の組入名柄10位は以下のようになっています。

引用元:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)交付目論見書

組入名柄1位のAPPLEでも7%なので、かなり分散されていることが分かりますね

私のようにオルカンとS&Pをどちらも保有した場合、

オルカンでも米国株の割合が5~6割ある

ということを頭に入れて二刀流で保有することをおすすめします。

オルカン、S&P500、過去平均リターンを比較検討

結局どっちかに決めたいんだけど、どっちを選んだら良いのか決められないよ!

という方は歴史を振り返って検討してみるという方法もあります。それぞれの過去平均リターンを解説していきます。

オルカンの平均リターンは?

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の平均的な利回りは、年利8.98%が目安です。

引用元:やさしい投資信託のはじめ方

過去20年で見た場合は年利8.98%というデータが示されています。

引用元:やさしい投資信託のはじめ方

さらに直近の短期間で見ると

引用元:日本経済新聞(2023年6月末時点)

この表の分類平均指数のリターン(指数がどれだけ変動したかをパーセントで表示したもの)を参考にして見るとオルカンの平均リターンは以下のとおりです。

  • 6ヶ月 50.28%
  • 1年 18.03%
  • 3年 14.8%
  • 5年  10.17%
  • 10年 9.66%
  • 20年 8.98%

直近は株高が続いているから、このまま上がっていくとは考えないほうがいいね!

S&P500の平均リターンは?

一方、S&P500の平均リターンは以下のようになります。

引用元:投資信託ガイド
引用元:日本経済新聞(2023年6月末時点)

S&P500のトータルリターンをまとめると

  • 6ヶ月 48.47%
  • 1年 20.92%
  • 3年 22.13%
  • 5年 13.36%
  • 10年 12.12%
  • 20年 8.0%

とまとめることができます。最終的に比較してまとめるとこちら↓

期間別平均リターンオルカンS&P500
6月50.28%48.47%
1年18.03%20.92%
3年14.8%22.13%
5年10.17%13.36%
10年9.66%12.12%
20年8.98%8.0%

将来がどうなるかは誰にもわからないから、淡々と続けることが大事!

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実績紹介

オルカンの投資実績については先ほど載せた最新記事にて実績公開していますので、気になった方はこちらの私のオルカンの投資実績をご覧ください。

どっちも保有してるって言ってるけどS&P500のほうの実績はどんな感じなの?

と思う方もいるかもしれませんので、こちらではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の投資実績を公開しようと思います。

つみたてNISAで運用したeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)実績

ちなみに私は2021年4月から満額設定したので

2021年4月から12月までは44,444円、2022年1月以降は33,000円の投資額となっています。

令和5年8月現在、積み立て期間は29ヶ月となります。

ざっくりとではありますが、

2年半くらい前に積み立てNISAを始めていればこれくらいのリターンになったのね。

とイメージを掴んでいただけたら幸いです。

こちらの画像に掲載していますが、現在のトータルリターンは

元本が1,059,995円+268,772円

となっていました。

NISA以外の特定口座運用したeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)実績

私はつみたてNISA以外でもeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を数年前に購入していました。

この頃は投資を始めて間もなく

とりあえず銀行に預けておくよりいいか。

というくらいの感覚で下の画像のとおり買い進めていきました。

令和5年8月現在、投資元本は393,999円でトータルリターン+188,730円でした。

つみたてNISAと特定口座運用したeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のリターンをまとめると

投資元本は1,453,994円、トータルリターンは+457,502円でした。

イメージとしては、ここ2〜3年で150万円くらいS&P500に投資していたら約50万円近くプラスになったのね。くらいの感覚で捉えてもらえたらいいと思います。

信託報酬を比較してみる

どちらかの投資信託を保有しようとなると気になってくるのは維持コストになります。

オルカンは令和5年9月8日から他社の投資信託に追随して信託報酬引き下げを発表しています。

引用元:https://moneyworld.jp/news/05_00105982_news

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) 0.05765%

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372%

となっています。

コスト面で考えれば、現時点でオルカンに軍配が上がるということになります。

ただ、今回オルカンの信託報酬の引き下げがあったように、eMAXISシリーズはコンセプトの 

業界最低水準の運用コスト

をリアルタイムで体現してくれました。

今後はS&P500の信託報酬引き下げが期待できるかもしれません。

引用元:https://emaxis.jp/lp/slim/pr1/

結局、どっちにしたらいいの?

どっちかに決めたいんだけど結局どっちがいいの?

という究極の疑問については今後の未来を予想することと同じで

誰にも予想できない

というのが答えになってしまうのですが、あなたがどのように考えるかによって判断することをおすすめします。

先程も述べたとおり、オルカンでも6割は米国株です。

両者の決定的な違いとしては

オルカンのその他4割に

日本、英国、フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリアなどの先進国株

新興国などを含むその他の国の株約20%

が入っていることを念頭において

アメリカの成長にオールベットできるならS&P500

他の国がアメリカを追い抜いて成長をしていくと考えるならオルカン

にするのをおすすめします。

とはいえ、

そんな抽象的な回答されても、どっちにしたらいいか分からないよ!

と考える方もいるかもしれません。

そうした方のために少しでも判断できる材料を提供すべく、自分がどう考えているのか判断するためのチェックリストを作成しましたので、これについて解説していきます。

S&P500が合ってる人はこんな人(S&P500派)

今後もGAFAMを超える企業はアメリカから輩出されると思う

アメリカを代表する企業といえば、今のところGAFAMが頂点といえるでしょう。

私たち日本人も調べ物をする時にはgoogleをまず使いますし、ネットショッピングといえばまずAmazonを思い浮かべると思います。

こうした世界を代表する企業、世界中の誰もが使うようなサービスは今後も引き続きアメリカ企業から出てくるだろうと考える方はS&P500派かもしれません。

現在、米国株、米国債、米ドル資産の割合が少ない。円資産が多い

現在のあなたのポートフォリオを振り返ってみましょう。

現在の資産はどのような割合になっていますか?資産管理ツールをを見てみましょう。

資産管理ツールをまだ使っていない方は、私が使っている楽天マネーサポートがおすすめです。他社と違って無料で使えるので家計にも優しいです。

個人で使う分には十分な機能が付いていますので、興味のある方は一度使ってみることをおすすめします。

こちらにマネーサポートの使い心地をまとめた私の過去の記事のリンクも貼っておきますので参考にしてください。

現在の資産の中でアメリカの資産がほとんどない、または半分もないという方は資産配分を考慮して、S&P500に投資しておくのが賢い選択かもしれません。

オルカンの組入銘柄の中に自分の苦手な国がある

これは気持ちの問題になるのですが、オルカンだと全世界の国に投資することになります。

その中には過去の経験・トラウマから、自分の苦手な国も組み入れられている可能性があります。

人それぞれ考え方や信念がありますから、特定の国に投資することに抵抗を感じるという方は一定数いるかもしれません。

もしそうした苦手意識を持っている国がオルカンの中に入っているとしたら、あなたはS&P500派かもしれません。

先ほど掲載したオルカンの組入国別の表はこちらから見ることができます。

オルカンが合ってる人はこんな人(オルカン派)

先進国、新興国の中から将来GAFAMを超える企業が出てくると思う

S&P500派とは対象的にGAFAMを超える企業がアメリカ以外の企業から出てくると考えている方はオルカン派かもしれません。

人口に関しては中国やインドのほうが多いですから、その他の国から世界を代表する企業が出てきてもおかしくはありません。

アメリカの成長も頭打ちで他の国のほうが伸びしろがある!という考え方もあるでしょう。

そうした方はオルカンに投資してみるというのもアリだと思います。

現在保有資産が米国株やドルが多く、分散しなきゃと心の中で思っている

資産管理アプリを眺めてみたら、米国株や米ドルの資産の8割以上が米ドル建ての資産だったという方は少し分散する意味でオルカンを検討してみてはいかがでしょうか。

投資の格言である

卵を一つのカゴに盛るな

という原則のもと、オルカンに投資すること資産のバランスが良くなることが期待できます。

他の資産でアメリカに一極集中しがちな方は、逆にオルカン派かもしれません。

投資のことを考えるのが面倒だ

最後に投資のことを考えたくないという方はオルカン派かもしれません。

オルカンはその名の通り、全世界に投資しますからそれだけで分散が効いています。

投資としてはこれだけで十分な最適解といえるでしょう。

投資以外にも趣味や自分の仕事に多くの時間を割きたいと考える方は多いと思いますので、

投資に時間を取られたくない、考えたくない

という方はオルカンに投資するのがいいかもしれません。

個別株もやりたいと考えている人は?

インデックス投資ももちろんやりたいけど、個別株もちょっと興味あるなぁ。

と迷っている方はどっちが自分に向いているのか見極めた上でどちらかを選択することをおすすめします。

どっちにしたらいいのか決めれらない方は、最新記事にて解説していますのでご覧ください。

まとめ

今回は我が家の現状をもとにオルカンとS&P500を保有しがちな理由を考察してみました。

  • 夫婦だと分散保有してS&P500とオルカンの最強二刀流になる
  • 節約投資を続けると、積立金額に余裕が出てくる

といったことが考えられると感じました。

また、期間ごとの平均リターンを比較検討してみたところ以下のグラフのようになります。

期間別平均リターンオルカンS&P500
6月50.28%48.47%
1年18.03%20.92%
3年14.8%22.13%
5年10.17%13.36%
10年9.66%12.12%
20年8.98%8.0%
(2023年6月末時点)

私はオルカンとS&Pどちらも保有することについては全然アリな選択肢だと考えています。

ただ、つみたてNISA以外の普通証券口座の中では一つの投資信託にまとめたほうがいいと考えています。

理由は複利の恩恵を最大限に受けるためです。

私はクレジットカードで積み立てるとポイントが1.1%貯まるマネックス証券を使っています。

私は現在SBIネオモバイル証券で日本の単元未満株を購入していて、今後SBI証券に全て移管される予定です。

今後サービスが拡充されていくことが予想されるSBI証券は今のうちに開設しておくことをおすすめします。

今後のサービス拡充に期待

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マネックス証券を使うメリットを知りたいという方は私が17ヶ月マネックス証券を使い続けて感じたメリットデメリットをまとめた記事を参考にしてみてください。

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私は新NISAでは楽天証券からSBI証券に移管することを決めました。理由については最新記事にまとめましたので、参考にしてください。

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過去の記事でFP無料相談先についてランキングを作成しているので興味があればご覧ください。

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